特殊車両通行許可申請の交差点番号とは?調べ方・入力方法・未収録道路への対応を解説

コラム

特殊車両通行許可申請では、通行経路を設定する際に「交差点番号」を使用することがあります。しかし、「交差点番号はどこで調べるのか」「目的地付近の道路がシステムに表示されない場合はどうすればよいのか」と迷う方もいるのではないでしょうか。

交差点番号は、道路情報便覧に収録された道路や交差点を識別し、オンライン申請で通行経路を作成するために用いられます。道路情報便覧に収録されていない道路を通行する場合は、未収録道路としての対応も必要です。

この記事では、特殊車両通行許可申請における交差点番号の役割や調べ方、オンライン申請での入力方法、未収録道路が含まれる場合の対応について、行政書士が解説します。

特殊車両通行許可では通行経路の指定が必要

道路法では、道路の構造を守り、交通の危険を防ぐため、車両の大きさや重さに一般的制限値を定めています(道路法第47条第1項・車両制限令第3条)。

原則として、一般的制限値を一つでも超える車両を通行させる場合は、特殊車両通行確認制度による通行可能経路の確認、または道路管理者から特殊車両通行許可を受ける必要があります。

特殊車両通行許可は、車両だけでなく通行する経路も指定して申請します。オンライン申請で通行経路を正確に設定する際に使われるのが「交差点番号」です。

交差点番号とは

交差点番号とは、特殊車両通行許可申請で通行経路を作成する際に、交差点を識別するために使われる番号です。

特車のオンライン申請では、出発地から目的地までの通行経路を、交差点や道路をつないで設定します。交差点番号を利用することで、どの交差点を経由するのかをシステム上で特定できます。

交差点番号は、オンライン申請システムの地図上などで確認できます。

ただし、すべての道路や交差点に番号が付けられているわけではなく、道路情報便覧に収録されていない区間が経路に含まれる場合は、未収録道路として経路を作成する必要があります。

交差点番号と道路情報便覧の関係

道路情報便覧とは、特殊車両通行許可の審査に必要となる道路の構造や交差点、橋梁などの情報を収録した道路データです。

特車のオンライン申請では、道路情報便覧に収録された道路や交差点をもとに通行経路を作成します。収録されている交差点には交差点番号が設定されており、地図上で交差点を選択したり、交差点番号を入力したりして経路を指定できます。

ただし、新しく開通した道路や道路情報便覧に収録されていない道路などは、システム上で経路がつながらないことがあります。このような場合は、未収録道路として経路を作成し、道路管理者による個別審査が必要になることがあります。

オンライン申請で交差点番号を調べて入力する方法

特殊車両通行許可のオンライン申請では、主に次の方法で通行経路を作成します。

  • 交差点番号を入力して経路を作成する
  • デジタル地図上で出発地や目的地、経由する道路を指定する

交差点番号が分からない場合は、オンライン申請システムの地図上で該当する交差点を選択し、表示された番号を確認します。

交差点番号を使って経路を作成する場合は、出発地付近から目的地付近まで、通行する順番に交差点を指定します。再申請や同じ経路を使用する申請では、以前の申請データを利用できる場合もあります。

ただし、経路の途中に道路情報便覧へ収録されていない道路があると、交差点番号だけでは経路をつなげられません。その場合は、未収録道路を含む経路として作成する必要があります。

未収録道路が含まれる場合の対応方法

道路情報便覧に収録されていない道路を「未収録道路」といいます。新しく開通した道路や市町村道の一部などが、未収録道路となっていることがあります。

申請経路に未収録道路が含まれる場合は、通行経路、出発地、目的地が分かる地図を作成し、申請書に添付する必要があります。地図には、未収録道路の道路名称と未収録交差点番号を記載します。

未収録交差点番号は、特車ポータルサイトから確認できる道路情報便覧付図に記載されています。道路名称が分からない場合は、道路管理者へ確認が必要です。

また、未収録道路を通行する場合は、道路管理者による個別審査が行われます。そのため、道路情報便覧に収録された道路だけで経路が完結する申請よりも、審査に時間がかかる可能性があります。余裕をもって申請を進めることが大切です。

交差点番号を使って経路を作成する際の注意点

交差点番号や未収録交差点番号を使って申請経路を作成する際は、次の点に注意が必要です。

経路が途切れていないか確認する

交差点の指定が抜けていたり、接続していない道路を選択したりすると、出発地から目的地までの経路が正しく作成されません。申請前に、経路が連続しているか確認しましょう。

未収録道路の情報を地図に記載する

未収録道路が含まれる場合は、通行経路、出発地、目的地が分かる地図を用意し、道路名称や未収録交差点番号を記載します。道路名称が不明な場合は、道路管理者への確認が必要です。

以前の申請データをそのまま使用しない

道路情報便覧の内容は更新されるため、以前の申請時には未収録だった道路が収録されることもあります。再申請や更新申請でも、現在の道路情報と経路が一致しているか確認することが大切です。

個別審査にかかる期間を考慮する

未収録道路が含まれる経路は、道路管理者による個別審査が必要となります。希望する通行日が決まっている場合は、余裕をもって申請を進めましょう。

交差点番号と特殊車両通行確認制度の関係

特殊車両通行確認制度は、あらかじめ車両を登録し、システムで検索した経路について、通行可能な経路や通行条件を確認する制度です。

この制度で確認できるのは、道路情報が電子データ化され、道路管理者による個別協議が不要な経路に限られます。そのため、未収録道路を含む経路は、特殊車両通行確認制度の対象になりません。

希望する経路に未収録道路が含まれる場合や、システムで通行可能な経路を確認できない場合は、従来の特殊車両通行許可申請を検討する必要があります。どちらの制度を利用できるかは、車両の諸元や通行経路によって異なります。

よくある質問

Q
交差点番号はどこで調べられますか?
A

交差点番号は、特殊車両通行許可オンライン申請システムの地図や、特車ポータルサイトから確認できる道路情報便覧付図で調べられます。目的地付近の交差点を確認し、通行する順番に経路を設定します。

Q
すべての交差点に交差点番号がありますか?
A

すべての交差点に番号が付けられているわけではありません。道路情報便覧に収録されていない道路や交差点については、未収録交差点番号を確認して経路を作成する必要があります。

Q
目的地付近の道路がシステムに表示されない場合はどうすればよいですか?
A

道路情報便覧に収録されていない道路である可能性があります。未収録道路が含まれる場合は、通行経路、出発地、目的地が分かる地図を作成し、道路名称や未収録交差点番号を記載して申請します。

Q
未収録道路があると審査に時間がかかりますか?
A

未収録道路が含まれる場合は、道路管理者による個別審査が必要になります。そのため、道路情報便覧に収録された道路だけで経路が完結する申請よりも、審査に時間がかかる可能性があります。

Q
交差点番号を使った経路作成を行政書士に依頼できますか?
A

はい。行政書士へ、通行経路の確認や経路図の作成、特殊車両通行許可申請の代行を依頼できます。未収録道路を含む場合や、複数の車両・経路を申請する場合など、自社での経路作成が難しいときは相談するとよいでしょう。

まとめ

交差点番号は、特殊車両通行許可申請で通行経路を特定するために使われます。オンライン申請システムの地図や道路情報便覧付図で確認し、出発地から目的地までの経路を作成します。

ただし、道路情報便覧に収録されていない道路が含まれる場合は、道路名称や未収録交差点番号を記載した地図を添付し、道路管理者による個別審査を受ける必要があります。

経路がうまくつながらない場合は、交差点の選択漏れだけでなく、未収録道路が含まれていないかも確認しましょう。通行予定日が決まっている場合は、余裕をもって申請を進めることが大切です。

特殊車両通行許可申請の経路作成は行政書士に相談できます

行政書士法人アラインパートナーズは、特殊車両通行許可申請を専門に扱う行政書士事務所です。代表行政書士の八木辰男が、ご相談から申請まで一貫して対応いたします。オンラインでの手続きに対応しているため、全国の事業者様からご依頼いただけます。

特車申請は自社で行うこともできますが、交差点番号を使った経路作成や、未収録道路の確認、道路管理者との協議など、専門的な判断が必要になる場合があります。

「経路がうまくつながらない」「未収録道路の申請方法が分からない」「経路作成に時間がかかる」という場合は、特殊車両通行許可の申請代行をご利用いただけます。通行経路や特車申請についてお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。

参考資料

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